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歌川秋南文庫を展示しています

五泉2023年07月13日

 明治から大正時代に五泉で活躍した実業家、歌川 秋南(うたがわ しゅうなん)。
 私塾や私設図書館を開き、五泉の教育に尽力した秋南が遺した本が五泉図書館に保存されています。
 そのなかから「春はあけぼの……」で有名な徒然草の解説書『徒然草諸抄大成(つれづれぐさしょしょうたいせい)』と、南総里見八犬伝を読みやすく書き直した『八犬伝 犬の草紙(はっけんでん いぬのそうし)』の2種類を展示しています。
 100年以上昔に出版された本を近くで見ることのできる機会です。
 五泉図書館の1階カウンター前に展示しています。ぜひ見に来てください。

●歌川秋南(1862~1927)
 新津の柄目木(がらめき)生まれ。幼い頃から学問に秀で、東京で見分を広めた後、五泉の歌川家の分家を継いで私塾を開く。後に財団法人「猶興社(ゆうこうしゃ)」を創設し、漢文・法制・数学等の教育に力を注ぐと同時に、実業家としても活躍し町議会議員も務める。
 晩年には、五泉町教育会会長として私設図書館を開設するなど、五泉の教育の父とも呼べる人物。